チェロと言っても楽器のことではなく、
オーディオの話。
10年近く愛用していた、DAコンバータ。
故障したらしく、突然、音が出なくなった。
当時、100万近い値段の製品だし、
できれば半永久的に使いたいと願ってたから、
もちろんすぐに修理に出した。
しかし取り扱い店からは、「修理不能」という答え。
ふむ、直せないということは、100万の機械が、
一瞬にして、「ただの燃えない塵芥」に変わってしまったわけだ。
まあ、
いい音を聞かせてくれた機械には感謝したいと思う。
機械にも老衰があったということだね。
天寿を全うしたと思って、合掌。
チーン。
だが、あの「いい音」が聴けなくなってしまったわけで、ほとほと困った。
CDという規格そのものが、ぼくにとってすでに「化石時代の技術」なんで、
もうCDプレーヤーやDAコンバータというものに、
100万も投資する気はしない。
だがあまりにも安物だと、システム全体のバランスが壊れてしまう。
どうやら日本の音楽業界は、
ゆるやかにCDからSACDへの移行を考えているようで、
それも考慮にいれたい。
自分自身、CDよりDVDを使う時間が多いので、
ハイブリッドのほうが価値に見合うのかもしれない。
しかしオーディオからあまりにも遠去かっていたから、
情報にうとく、雑誌をパラパラめくっても、ネットで調べても、
何を買えばいいかよくわからず。
ほとほと困り果てて、「HIVI」の山本編集長に電話で相談した。
「ステレオサウンド」の小野寺編集長と相談して、
何か、推薦するとの答え。
幸いに、両人ともぼくとは親交のある心強い友人たちだ。
さて、そんなこんなで、
来週、新しいプレーヤーが届くことになった。
どんな音が鳴ってくれるか、
遠足前の小学生のようにワクワクドキドキしている。
松本隆 | 2005年03月16日